５月１７日（金）、山梨県の秘湯に行ってきました。

　西山温泉　慶雲館は世界最古の温泉としてギネスの認定を受けていらっしゃいます。

　全館掛けながしのこのお宿は、お部屋の蛇口からも温泉が出て飲めるというお話しだったので、お部屋に入って早速いただきました。

　お湯の質もお料理も何もかもが素晴らしかったのですが、一番感動したのが、従業員の皆様の「おもてなし」でした。
　
　夜の食事の時にはベトナム人の方、そして朝食は妙齢のご婦人がお食事のお世話をしてくださいました。

　あまりに素晴らしい対応だったので、帰宅してからご無理を言って専務の佐藤様に、採用（外国人採用含む）や教育についてお話しをおうかがいする時間を作っていただきました。

　当初外国人採用はネパールまで足を運ばれたそうです。

　日本で働きたい人４０名の面接では、一人ひとりに、どのような目標で来日したいのかを聞かれたそうです。
　

　４０名の応募者の中から４名の方を採用され、寮を無料で提供し、食事も２食つきで宗教食にもご対応されて、食事も無料だそうです。

　来日したら１ケ月間は研修期間として、お客様の前でのサービスではなく、お布団を敷くなどバックヤードのお仕事をされ、テストを受けて８０点を超えたらお客様へサービスができるそうです。
　テストのフィードバックもしっかりとされているということなので、成長スピードも早いと思います。

　多様性豊かな人達をまとめるにあたり、社長の想い（理念や方向性）などを伝える機会を月に１度全体会議で持たれ、その時は働く人（現場）の意見も社長が真摯に受け止められるそうです。

　宿を後にするとき、目頭が熱くなったことなどありませんでしたが、今回の旅はそれほど心が震えました。

　取材に快く応じてくださった専務取締役をはじめ、おつなぎいただいた課長や慶雲館全ての方の心温まるおもてなしにいただき御礼申し上げます。