2024/03/06 [近況報告]

近況報告(採用活動)

新年のご挨拶以来、久しぶりの近況報告です。

2月は内定者研修やフォローアップ研修のご依頼をいただき慌ただしく過ぎていきました。
また、3月1日からは、2025卒の新卒採用企画や合同企業説明会のサポートやをさせていただいております。

3月2日は大阪、3月3日は京都で合同企業説明会の会場に足を運びました。
昨年同様、この時期の学生さんのご来場数はインターシップ説明会と比較すると少なく感じます。

報道では、2025年卒の学生さんはすでに4人に1人が内定を持っているということです。
理由のひとつとしては、2024年からインターシップが変更されたことにあります。

インターシップに関しては2026卒からはまた、一部内容が変更になると言われており、インターシップに参加した専門性の高い人材は採用選考活動が前倒しにできるルールも活用されます。

人口減少の中、ルールの変更なども影響して、暫くは「売り手市場」が続くと思います。

企業の中には焦って前のめりになり、早く内定(内々定)を出す企業も多いのでしょうが、いうまでもなく採用の本来の目的は内定を出すことではありません。

企業の中には応募者の価値観や資質を丁寧にみようと採用計画を立てているところもあります。
採用活動では、応募者としっかり向き合い、その企業の文化や将来の方向性に対する考え方などを伝え、協働できるかを確認することが大切です。

企業側も学生側も将来を考える大事な時期なはずですが、毎年内定(内々定)出しが早くなってどこに就職するかを決められない学生が増えていると聞きます。

内定出しが早くなったことにより、採用手法が簡略化され、現場で働く人の声を聞く機会もなく就職先を決めるというプロセスはいかがなものかと思います。

アナログで泥臭いと言われるかもしれませんが、自分の大切な人生、働く人の生の声を聞いて、自分の人生を考えることが重要です。

幼い頃から母に「急いては事は仕損じる」と言われて育った私は、某大手人材・広告企業の調査で「2024年卒採用については、質・量ともに満足」の企業が2割強だという結果ににうなづけました。